タンポポの水仙

家のすぐ近くの山のふもとに空き地がある。

結構な広さだ。

前年に使用したお札やお飾りなどを、子どもたちが近所から集め一斉に燃す、

どんど焼き」という行事が毎年1月にあり、ここ数年この場所が使われている。

しかし、普段は誰かが利用しているのを見たことはない。

休日にはよく2人の息子を連れ、遊びに行く。

今日の午後も行ってきた。

ボールを蹴ったり、円盤を投げたりして遊んだ。

友達と自転車でどこかへ出かけていた次女が、私たちを見つけ合流した。

次女と長男が円盤を投げ合い、私と次男でボールを蹴って遊んだ。

隅の植え込みでは、近所のおばちゃんが草刈りをしていた。

次男に水仙の花を一輪もいで渡してくれた。

次男はトコトコ歩きながら、タンポポの綿毛を吹き飛ばすように、

水仙の花をフーフー吹いていた。

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